胎盤(プラセンタ)から抽出されたエキスの有効成分を、注射・内服などにより治療に用いる療法の総称を”プラセンタ療法”といいます。
新陳代謝を促進、自律神経やホルモンのバランス調整、免疫・抵抗力を高める等、様々な薬理作用をもっています。
胎盤のことをプラセンタといいます。母親の体内で胎児と母体をつなぎ胎児を育てる臓器でありますが、
もともと女性の体にそなわっているものではなく、受精卵が子宮内壁に着床して初めてつくられる臓器であり、
役目を終えると体外に排出される仮設の臓器です。
受精卵はわずか10ヶ月の短期間に重さ約3kgもある赤ちゃんへと成長しますが、この驚異的な生命を育むのが胎盤の役割です。胎盤の薬効は古くから注目され、とりわけ滋養強壮薬、若返りの薬として珍重されており、多数の漢方薬に配合されてきました。
自然界では
野生の動物は、肉食・草食に限らず、出産が終わるとすぐに自分の胎盤を食べてしまいます。
出産で低下した体力を栄養豊富な胎盤を食べることにより補うという本能的行為といわれます
中国では
ペーストや軟膏薬とまぜて薬用に利用されていました。
秦の始皇帝も不老長寿の薬としていたと記録されています。
「紫河車」という名で活用されていました
西欧では
クレオパトラやマリー・アントワネットも美容と若返りの目的でプラセンタを使用していたと言われます。
日本では
加賀の三大秘薬の一つである不老長寿の薬「昆元丹」に使われていたといわれます。
現在では、科学的研究が進み、プラセンタの効果が次々と解明されて医薬治療分野を始め健康食品、化粧品においても注目をされています。
たんぱく質・脂質・糖質(三大栄養素)+酵素・ビタミン・ミネラル・活性ペプタイドバランスよく含まれています。
最近の研究からは、微量でも非常に強い生理作用をもつ各種成長因子(グロスファクター)の存在も明らかになってきました。
当院使用のプラセンタはヒトのプラセンタを原料として使用しています
(狂牛病の心配はほとんどありません。現在まで感染報告例はありませんが、献血は控えてください。)
プラセンタエキスにはホルモンが一切含まれていませんので、安心です。(製造過程でホルモン類は徹底的に取り除かれます)
病気の感染も心配ありません。
(母体に異常のあるもの。感染していると思われるものは、はじめから使用しません)
副作用の心配はほとんどありません。
もともと肝臓疾患治癒薬として数十年の歴史を持つ厚生労働省認可薬であり、有効性、安全性は高いレベルで認知されています。
たまに人によってはだるい感じがしたり、注射部位の発赤・痛みがありますが、一時的なものですぐによくなります。その後は注射前と比べて体がかるくなり、体調はよくなります。